朝は5時半から!木工職人の1日のスケジュール

朝は5時半から!インテリアロード木工職人の1日

室谷: インテリアロードで働く木工職人って、実際どんな時間に起きて、どんな1日を送ってるんですか?

栗原: あ、いい質問ですね。うちの職人たちの朝は結構早いんですよ。たいていみんな5時半に起きて、身支度を整えて6時には家を出ます。現場によっては6時半、7時に集合とかもあるから、時間に余裕を持たせるんです。

室谷: 5時半!ですか…朝ごはんとか食べる時間あるんですか?

栗原: もちろんですよ。うちの職人たちはみんな朝ごはんをちゃんと食べます。木工の仕事は体力勝負だから、朝からエネルギーがないと話にならないんです。食べ物だけじゃなくて、ストレッチとか軽く体を動かして、心と体を目覚めさせる時間も大事にしてます。

室谷: へえ、朝ごはんとストレッチと…。到着してからはどんな流れなんですか?

栗原: 7時から7時半くらいに作業場に着いたら、まずはミーティングから入ります。朝礼みたいなもんですね。今日どんなセットを作るのか、どんな段取りで進めるのか、材料は足りてるのか、道具の状態は大丈夫か、そういうのを全員で共有するんです。

室谷: 全員で確認するんですね。それってどのくらい時間かかるんですか?

栗原: 15分から30分くらい。現場や作業内容によって変わります。朝礼で大事なのは「今日何やるのか」をみんなが同じ認識で持つこと。それと安全の確認。木工職人の仕事は危険な道具いっぱい使うから、ここを疎かにすると大変なことになるんです。

室谷: なるほど…安全確認は大事ですね。朝礼の後は?

栗原: 朝礼が終わったら道具と材料の準備に入ります。ノコギリ、カンナ、ノミ、サンダー、電動工具とか、今日使う道具をみんな点検するんですよ。昨日のうちに片付けて、今朝もう一度確認します。あと、木材の置き場所を確認したり、図面を読んだりとか。だいたい8時にはしっかり準備が整って、作業スタートです。

午前8時から正午まで:集中力が最高潮の時間帯

室谷: 午前の作業は何をするんですか?

栗原: 午前は、その日一番集中力が必要な作業をします。木材の選定と初期加工ですね。テレビのセットとか舞台装置とか、うちの案件は複雑なものばっかりだから、木材選びが全然違うんですよ。

室谷: 木材選びって…ただ適当に選ぶんじゃなくて?

栗原: 全然違います。木は生きた素材だから、一本一本で特性が違うんです。色合い、密度、木目、湿度による伸縮率…いろんなことを考えながら選びます。例えば家具の脚になる木なら、強度が必要だから節の少ない部分を選ぶし、見た目が大事なパネルなら、木目が美しく見える部分を選ぶとか。

室谷: えっ、そんなに細かく選ぶんですか?

栗原: はい。それ次第で完成品の質が変わるんです。経験の差が一番出る部分ですね。新入りの職人でも「これ、いい木だなあ」って感覚は徐々に養われます。先輩の選び方を見てたら、だんだんコツがわかってくるんですよ。

室谷: なるほど。木材選びが終わったら?

栗原: 選んだ木を初期加工します。大まかなサイズに切ったり、粗く削ったり、反っている部分を直したり。午前中はこういう比較的大きな加工をやるんです。なぜかというと、粉が出るし音も大きいから。午後は精密な加工をするから、午前に粉を出す作業は終わらせたいんですよ。

室谷: あー、そっか。午後に細かい作業があるから、午前に粗い作業を終わらせるんだ。

栗原: そうです。木工職人って、実は工程管理を結構考えてるんです。道具の音の出方、粉の飛び方、硬化時間、湿度の影響とか、全部考えながら1日を組み立ててるんですよ。

室谷: 確認したくなってくるんですか?午前中って。

栗原: ちょっと疲れて来ると、つい何度も確認したくなっちゃいます(笑)。ノギスで寸法測ったり、定規当てたり。特に「これ、本当に1mm以内に納まってるかな」って思い始めると、何回も測っちゃう(笑)。でも、そのくらい丁寧に進めないと、後で取り返しつかないんです。

午前中の木工職人の集中力
朝8時から正午までは、木工職人にとって最も集中力が高い時間帯。木材選定で適切な素材を見極め、初期加工で正確な加工を実行することが、完成品の品質を決めます。音が大きい粗い加工は午前中に終わらせ、午後の精密作業に備えるという工程管理の工夫があります。

木工職人の作業環境 - 工具と木材の準備

正午から午後1時:大事なリフレッシュタイム

室谷: 正午から1時間、昼食休憩ですよね?

栗原: そうですね。12時になったら、もう仕事は一切しません。しっかり休む。うちはね、昼食を社内の休憩スペースで食べるんです。弁当を持ってくる人もいれば、外に食べに行く人もいます。

室谷: 昼食って、何か特別に気を遣ってることあるんですか?

栗原: 栄養ですね。木工の仕事は午後からが本番だから、昼食でちゃんと栄養取っておかないと、午後の集中力が落ちちゃうんです。うちの職人たちは、だいたいボリュームのある弁当を持参してますよ。おかずもいっぱいで。ご飯だけじゃなくて、タンパク質、野菜、炭水化物のバランスを意識してる人多いです。

室谷: へえ、プロなんですね。あ、でも疲れてると、つい軽い食事で済ませちゃうとか…

栗原: ね?でも、その「つい」が午後の仕上がりに出るんですよ。しっかり食べた日と、軽く済ませた日では、同じ職人でも集中力が全然違うんです。だから、うちの先輩たちも「昼食は大事だぞ」ってよく言ってます(笑)。

室谷: 昼食以外の時間は何してるんですか?

栗原: 同僚と話したり、少し横になったり、スマホ見たり…いろいろですね。あとは作業服の汚れ落としたり、手を洗ったり。木粉がいっぱい付いてるので。本当に大事なのは、午前の緊張を解く時間。心と体をリセットしてから、午後の仕事に入る。

午前と午後の仕事の切り替え
昼食休憩は単なる食事時間ではなく、午前の疲れをリセットして午後の精密作業に備える大切なリフレッシュタイム。不十分な昼食や休息は、午後の集中力低下につながり、最終的な作品品質に影響します。

午後1時から5時:仕上げと品質確保の時間

室谷: 午後はどんな作業をするんですか?

栗原: 午後はね、仕上げ作業がメインになります。午前中に加工した部材を、さらに精密に加工して、最後は組み立てや塗装を進めるんです。

室谷: 仕上げって、どんなことするんですか?

栗原: いろいろありますね。例えば、1mm以下の精度が必要な部位を最終加工したり、サンダーで表面をツルツルに研磨したり、塗装の下地作りをしたり。あと、部材同士の接合がうまくいくか、動きがスムーズか、そういう細かいチェックとか。

室谷: 1mm以下ですか…ほんとに細かいんですね。

栗原: そうなんです。例えば、ドアがついてる木工製品なら、ドアの開き閉まりが完璧にスムーズじゃないと、お客さんがすぐに気づいちゃうんですよ。だから、午後は本当に慎重に作業を進めるんです。一つの部材に何時間もかけることもあります。

室谷: なぞ、何時間も?同じ部材に?

栗原: はい。例えば、家具の脚の角度を0.5度単位で調整するとか、表面の研磨を3段階のサンダーで丁寧に進めるとか。それが「いい仕上がり」と「悪い仕上がり」の差になるんです。うちの製品がお客さんに選ばれるのって、こういう細かい部分なんですよ。

室谷: へえ…。午後の作業って、どのくらいの時間をかけるんですか?

栗原: 基本は1時から5時までの4時間。でも、作業内容によっては5時半までかかることもありますね。お客さんの納期が迫ってたり、複雑な案件だったり。

室谷: 5時半まで?毎日ですか?

栗原: いや、毎日じゃないです。納期によって変わります。でも「今日は仕上げまで終わらせたい」って思う時は、ちょっと長めになることもあるんですよ。ただし、無理は禁物。疲れてると間違ったり、怪我したりするから、状況を見て判断します。

午後の作業フロー
午後1時に昼食から戻り午前の加工状況を確認した後、午後1時半から3時半は精密加工と研磨作業(1mm以下の精度が要求される工程)を行います。午後3時半から4時半には塗装準備と接合チェック・動作確認、午後4時半から5時には片付けと品質最終確認を実施。納期に応じて5時半まで追加作業を行うこともあります。

室谷: 塗装もするんですか?

栗原: いえ、塗装専門の部署があるんで、うちの木工部隊は塗装の下地作りまで。色塗りは別の部隊が担当します。ただし、塗装がうまくいくかどうかは、木工部隊の下地作りで9割決まるんですよ。だから、塗装部隊の人たちとも密に連携してます。

木工職人の1日の流れ - 現場での作業スケジュール

午後5時から6時:今日の成果と明日の準備

室谷: 5時になったら終わり?

栗原: いえ、そこからが大事なんです。5時から5時半くらいまで、片付けと明日の準備をします。使った工具の点検、材料の整理、作業スペースの清掃とか。

室谷: あ、毎日やるんですか?

栗原: もちろん。木工の現場は、安全と効率が全部、片付けと整理で決まるんです。道具が散らかってたら危ないし、明日使う材料の場所がわからなかったら時間ロスするし。だから「終わった後の片付けも仕事の一部」って考えてるんです。

室谷: 片付けながら、明日の準備もするんですね。

栗原: そうです。今日製作した部材は、どこに置くのか、明日はどんな工程に進むのか、必要な道具は何か。そういうのを確認しながら、明日が気持ちよく始められるようにします。5時半になったら、その日の作業は終了。みんな帰路につきます。

室谷: 朝5時半に起きて、5時半に帰る…ちょうど12時間ですね。

栗原: そうですね。ただし、これは基本的なスケジュール。繁忙期は朝が1時間早くなったり、夜が1時間遅くなったり。あと、現場によって違うんですよ。スタジオ撮影だと、夜間作業があったり、搬入の日は早朝から準備したり。

片付けと明日の準備の重要性
作業終了後の片付けと整理は、作業効率と安全性を確保するための不可欠なプロセス。工具の点検と配置、材料の整理、翌日の工程確認を丁寧に行うことで、翌日の作業をスムーズに、そして安全に進めることができます。

木工職人に必要なスキルって?

室谷: で、ここまで聞いてて思うんですけど、木工職人って何がコアスキルなんですか?

栗原: んー、複数ありますね。まず木工の基本技術。ノコギリで直線に切る、カンナで平らに削る、ノミで溝を彫る。この基本がしっかりしてないと、先に進めないんです。

室谷: その基本技術って、未経験者でも学べるものですか?

栗原: もちろん。誰でも最初は未経験です。うちの職人だって、みんな一からスタートしてます。大事なのは、先輩たちの教えを丁寧に聞いて、何度も何度も練習することなんですよ。1年目は本当に同じ作業の繰り返し。でも、その繰り返しの中で、手が覚えるんです。

室谷: 手が覚える?

栗原: そう。「このカンナの角度がいい」とか「この握り方だと力が入りやすい」とか、言葉じゃなくて体で覚えるんですよ。3年くらいするとね、「あ、これ違う」って感覚でわかるようになるんです。

室谷: へえ…。でも技術以外にも必要なことありますか?

栗原: ありますね。測定と精度管理の技術。ノギスとか定規とか測定工具をちゃんと使えないと、いくら加工技術があってもダメなんです。あとは、図面を正確に読む力。設計図から「ここはこのサイズで、ここはこの角度で」ってちゃんと読み取れないと、作ったものが寸法違いになっちゃうんですよ。

室谷: 図面ですか…難しそう。

栗原: 慣れです。毎日見てれば、だんだん読めるようになります。あ、あと重要なのがチームワーク。木工職人は一人では仕事できないんです。搬入の日は大人数で材料運ぶし、大きなセットは複数人で組み立てる。だから、同僚とのコミュニケーションが本当に大事なんです。

室谷: チームワークか…。あ、もう一つ聞きたいんですけど。危ない道具使ってるじゃないですか。安全管理は?

栗原: あ、もちろん。安全は何より優先ですよ。朝礼でも絶対に確認するし、道具の使い方も先輩が厳しくチェックします。電動工具なんかは、間違った使い方したら大けがしちゃうから。でも、逆に言うと、安全管理ができる人なら、危ない仕事もできるってことなんです。

やりがいって何ですか?

室谷: では、最後に。木工職人として、やりがいを感じるのはどんな時ですか?

栗原: あ、これはね、大きく2つあります。1つめは、自分が作ったものが世に出ると知った時。例えば「あ、あのテレビ番組のセット、俺たち作ったんだ」みたいに、テレビで見かけるセットとか、イベント会場で自分たちの仕事を目にする。そういう時は本当に嬉しいんですよ。

室谷: へえ!テレビで見かけるんですか?

栗原: はい。もちろん、具体的なセット内容とか番組名は絶対に言わないんですけど(笑)、「あ、あれ俺たちか」ってわかる瞬間あります。その時の達成感は何ものにも代えがたいんですよ。

室谷: すごい。2つ目は?

栗原: 2つ目は、成長を実感できることですね。初日はカンナの握り方もぎこちなかった新入りが、1年後には同じセットの仕上げを任せられるようになる。そういう同僚の成長を見てるのも楽しいし、自分自身も「あ、去年はできなかった加工が今はできる」って感じることがある。その積み重ねが本当に楽しいんです。

室谷: やっぱり、やりがいってそういうことなんですね。未経験の人が聞いてたら、「大変そうだな」って思うかもしれませんけど…

栗原: 大変は大変です(笑)。朝早いし、体も疲れるし。でも、その分、得られるものも大きいんですよ。自分の手で何かを作って、それがお客さんに喜ばれて、業界の中で「インテリアロードの仕事は質がいい」って認識されるようになる。未経験から始まって、数年たつと職人として認められるようになる。その過程が最高に楽しいんです。

室谷: 素敵ですね。では、応募を考えてる人へのメッセージをお願いします。

栗原: ですね。まず、未経験でも大丈夫。本当に最初は基本から教えます。大事なのは、ものづくりが好きか、コツコツ頑張れるか、そういう気持ちです。あと、職場の雰囲気がいいんですよ。先輩たちが本当に後輩の成長を大事にしてくれるし、一緒に頑張ってくれる。そういう環境だからこそ、辛いことも乗り越えられるんです。

室谷: そっか。では、詳しく知りたい人は?

栗原: 応募ページをチェックしてください!

インテリアロード木工部隊の求人に応募する
未経験者から即戦力まで幅広く募集中です。朝5時半の起床から始まる木工職人の1日。やりがいと成長が待ってます。詳しくはこちら → 応募ページ